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すぎなみの森動物病院|杉並区久我山・西荻窪・高井戸

[診療あんない]泌尿器科

泌尿器科

こんな症状はありませんか?

  • 尿が赤い
  • よくトイレに行く
  • たくさん水を飲む

これらの症状にお心当たりがある場合は、「泌尿器科」の病気の可能性があります。

泌尿器科の代表的な疾患

  • 慢性腎臓病

    さまざまな原因により、腎臓の細胞が壊れ、腎臓機能が低下する状態を慢性腎臓病といいます。犬、猫ともに高齢での罹患率が高い疾患です。通常進行はゆっくりですが、一度ダメージを受けた腎臓の細胞は元に戻らないので、いかに腎臓の細胞を保護するかが大切です。

    症状としては薄い尿をたくさんする、その水分を補うためにたくさん水を飲む、進行してくると元気や食欲の低下、嘔吐や貧血を起こします。

    尿検査や血液検査、腎臓病マーカー検査や超音波検査で診断します。血液検査の数値によって4段階にステージ分類がされていて、ステージによって治療を考えます。

    初期の場合には腎臓への負担の少ない腎臓病用処方食への変更や血管拡張薬の投薬など、進行してくると定期的な点滴が必要な場合があります。

  • 膀胱炎

    尿を貯める膀胱で炎症が起こる疾患です。原因としては細菌の感染、膀胱結石、ストレスなどが考えられます。特に猫ではストレス性(特発性)の膀胱炎が多くを占めると言われています。

    症状としては血尿、少量頻回の排尿、トイレ以外での排尿などが見られます。

    尿検査で炎症細胞や血液細胞を確認し、原因となる細菌や結石、結晶がないか評価をします。当院では超音波検査で膀胱内部をしっかり観察したうえで、細い針を用いて採尿をして検査をしています。

    治療は原因によって、細菌性であれば抗生物質の投与を、結石が原因であれば尿石症用処方食への変更や手術での摘出を、ストレス性であればストレス要因の解決を目指します。

    猫のストレス性(特発性)膀胱炎は再発率が非常に高いため、一度良くなっても注意が必要です。

  • 膀胱結石

    膀胱内に石ができることで膀胱炎や尿道閉塞を起こす疾患です。原因となる成分はストラバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)とシュウ酸カルシウムが代表的です。

    無症状なこともありますが、膀胱炎を伴うと血尿や頻尿、結石が尿道に詰まるとおしっこをしたくても出せなくなってしまいます。

    超音波検査やレントゲン検査で結石の個数や大きさ、膀胱の状態を評価し、尿検査で原因成分の予測をします。

    ストラバイト結石の場合には食事変更で結石が溶解できることもありますが、大きい結石やシュウ酸カルシウム結石は外科手術での摘出が必要になります。尿道閉塞を起こしておしっこが出なくなると、急性腎不全を起こすこともあるので、早急な対処が必要です。

泌尿器科の診察・治療の流れ

当院ではしっかりとお話を伺い、丁寧に身体検査を行なってから検査や治療のご提案をいたします。

適切な治療にはご家族の病気へのご理解とご協力がとても大切です。ご不明な点やご不安な点があればご気軽にお伺いください。

  • ご来院・問診・身体検査

    1ご来院・問診・身体検査

    まずはしっかりと問診、身体検査を行います。泌尿器科では排尿の色、頻度、量などの情報がとても大切です。

    また飲水量が多い場合には事前にご自宅で測定してみてください。

    体重1kgあたり1日100ml以上(例えば3.5kgなら1日で350ml以上)水を飲むようだと病的に飲水量が多いと判断します。

  • 検査の実施

    2検査の実施

    当院では基本的には院内で採尿を行います。

    超音波で膀胱の状態を評価しつつ採尿、尿検査を実施します。

    必要に応じて血液検査で腎臓の機能を評価したり、レントゲン検査で結石の有無を評価します。

  • 治療のご提案

    3治療のご提案

    検査結果に応じて治療を開始します。

    慢性腎臓病は生涯にわたって治療が必要になります。

    膀胱炎や尿石症も再発が非常に多いため飲み薬の処方だけでなく、食事の変更や猫ちゃんではトイレ周りの環境の改善も大切です。

  • 治療の評価

    4治療の評価

    泌尿器疾患は治療を開始しておしまいではありません。

    いかに腎臓病を進行させないか、膀胱炎や尿石症の再発を防ぐかが大切です。

    上手に付き合っていくためのご指導をいたします。改善がない場合には追加検査や治療法の変更などを検討しましょう。

料金表

検査費用
尿検査 4,400円(税込)
血液検査(腎臓パネル) 4,620円(税込)〜
治療費用
軽度(飲み薬のみ) 1,650円(税込)〜
重度(入院治療/1日あたり) 11,000円(税込)〜

INFORMATION診療時間

午前9:00~12:00
キャットアワー14:00~15:00
午後15:00~18:00
手術・往診12:00~15:00

※2021年11月15日より診療時間を一部変更しました
※キャットアワーは完全予約制の猫専用診察時間です。必ず事前にご予約の上ご来院ください。

DEPARTMENT診療科目

犬・猫

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ACCESSアクセス

168-0081 東京都杉並区宮前4-31-1

井の頭通り沿い
京王井の頭線「久我山駅」より徒歩10分

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